HSPの人間関係義姉が苦手・距離を置きたい付き合い方どうする？

私は、HSP（Highly Sensitive Person）という気質で、ちょっとした事で不安になったり、傷ついたりしてしまいます。

HSPは病気ではないので、その気質と付き合っていくしかないのですが、昔から生きづらさをずっと感じていました。

生きづらい理由のなかでも、特に人間関係。

HSPの人は人間関係に疲れることがよくあると思います。

その人間関係のなかでも、私は親戚付き合いが苦手です。

お盆やお正月、ゴールデンウィークなど、家族で集まる時ってありますよね。

そのような時、私は義姉との距離感がずっと掴めずにいました。

義姉と言っても、「兄嫁」で、「夫の姉」ではありません。

「兄嫁」である義姉なら、それほど気を遣わなくても・・と思われそうですが、HSPの私にはそれが難しくてできませんでした。

でも、今年のお盆に会ったとき、やっと気兼ねなくしゃべれた気がします。

義姉・義妹の関係になって10年以上たちますが・・・

そんなお盆のある日のお話です。

義姉いい人だけど苦手

兄嫁である義姉は、とてもいい人です。

気遣いができるし、明るいし、夫(兄)や子供のことを大切にしているし、

義妹である私に対しても、とても気を遣ってくれます。

そんな義姉が苦手だなんて、私の性格を直した方が良いんじゃないか・・と思うんですが、

私が義姉が苦手な理由は

「いい人だから」「気遣いができるから」　です。

義姉が、義姉という立場にたって、気を遣う姿が、見ていて心苦しくなってしまうんです。

なんだそれ！と思われそうですが、

私の夫には妹がいて、私も義姉という立場であるから、兄嫁の気を遣った瞬間が、目に入ってつらくなってしまうんです。

また、私はHSPなので、感情移入をしやすく、

「今、義姉はこう感じてるだろうな～」というのが、何となく想像できて、

あっ！今、お菓子食べるタイミングで気を遣ったな　とか

今、私の発言のフォローをしてくれたな　とかを

感じてしまいます。

義姉の気遣いが、自分の中に入ってきてしまうんですよね。

でも、かと言って、全く気遣いのできない人が義姉だと大変なんだと思うんですけど、気遣いができすぎる人だと、それはそれで疲れてしまう・・

という、とっても勝手な理由で、私は義姉がいい人なのに苦手です。

義姉と距離を置きたい

そういう理由があって、私はできるだけ義姉との距離を置きたいと思っていました。

義姉にとっても、その方が良いだろうな・・・と。

お盆やお正月の家族の集まりでは、義姉とは挨拶程度しかせず、数回に一回、子供の様子を話す程度の距離を保っていました。

普通、義姉と距離を置きたいというと、義姉と性格が合わなかったり、義姉が嫌いだったりが理由の場合が多いと思いますが、

HSP的には、「義姉のつらさが分かるから、気を遣う存在である義妹は離れます・・」

という感じなのです。

非HSPの人には、理解できないですよね。

でもHSPである私はそのような気持ちから、10年以上にわたり義姉との距離を保っていました。

決して義姉が嫌いなわけではありません。

人間関係に疲れてしまいがちなHSPの私が、夫の妹（義妹）と接するとき、緊張して気を遣って疲れてしまうから、兄嫁（義姉）には同じ思いをして欲しくない、そういう思いなのです。

HSPって面倒な性格ですよね・・・

正直、自分でも疲れてしまいます。

義姉との付き合い方どうする？

こんな面倒な気質の私ですが、今年のお盆に義姉と会ったとき、

少しだけ素直にしゃべることができました。

そのお盆の親戚の集まりでは、久しぶりに会った甥や姪が、

とても元気いっぱいで、とっても面白かったんです。

子供好きの私は、その甥と姪のおかげで、いつもより緊張感が和らいでいました。

子供って素直で良いですよね。

子供好きのHSPの方って多いのではないでしょうか。

感情を素直に表わす子供って、わかりやすくて良いですよね。

そんな甥や姪が楽しい雰囲気を作ってくれたおかげで、深く考えることなく、何気なく義姉に話し掛けていました。

今まで義姉と一定の距離を保っていたのに・・・

でも、私が普通に話し掛けると、義姉も普通に答えてくれて、特に気を遣った様子はありませんでした。

これって当たり前のことと言えば当たり前のことなんですが・・・

HSPの私にとっては、記憶に残るくらい珍しいことでした。

そして、その時、

義姉に気を遣わせないために・・とかあれこれ考えずに、普通に接するのが、義姉にとって一番良いのかもと気づきました。

変にこちらが気を遣うから、義姉はもっと気を遣ってたのかも・・とやっと気がつきました。

HSPって、あれこれと深く考えるのが常で、考えるなと言われても勝手に考えてしまうくらい、常に何かを考えています。

ちょっとした事から、想像力を膨らませて、ありとあらゆる可能性を考え、ベストな答えを出す・・

これって、面倒ですよね。

仕事なら良いかもしれませんが、日常でこれって、本当に疲れます。

気を遣ってくれる義姉との付き合い方は・・とあれこれ考えましたが、

結局は、気を遣わずに普通に接するのが一番良かった・・・

と10年以上たって、やっと気づきました。

これまでの10年は何だったんだ？と虚しさでいっぱいですが

甥と姪に感謝でいっぱいです。