私達は結婚式を親族のみでおこないました。神社で挙式をおこない、その後に食事会をしました。
家族だけの食事会だったので、夫は「司会は必要ない。進行を考えなくても何とかなる」と言っていました。
でも私は、何もしないのは心配で、「司会は必要か分からないけど、当日の流れは考えておいた方が良い」と思っていました。
そして結局、食事会の司会はなしで、進行だけを考えて当日を迎えました。
そこで、その時の経験をもとに、結婚式後の親族のみの食事会で司会は必要か?司会を立てない場合、進行はどうするか?をお話します。
結婚式後の親族のみの食事会で司会は必要?
私達のおこなった食事会は、家族だけで、祖母は招待しましたが、叔父や叔母は呼んでいません。私の兄2人は結婚して家族がいましたが、夫の妹は結婚をしていなかったので、全体の人数は、大人14名、子供2名でした。
夫は、これだけ少人数だったら、何となく和やかなムードになり、場は持つだろうと考えていました。
でも、私は、場がもたず、しらけた空気になったらどうしようと思いました。
ただ、親戚の叔父や叔母がおらず、家族だけの少人数だったので、司会がいるのも大袈裟かな…とも感じていました。
だから、結局、司会はお願いせず、進行は私があらかじめ考え、進行表を家族に配っておきました。
そして当日、進行表通りに食事会を進めました。
初めに、挨拶などをし、すぐに食事となったのですが、何となく皆が、食事に手を付けるタイミングが掴めず、義父のフォローで何とか皆が食事を始めました。
そして食事中は、余興など演出は予定していなかったので、各々が食事や会話を楽しむ時間としていました。
落ち着きすぎた雰囲気に、私は内心焦っていたのですが、そんな時、場を和ませてくれる救世主がいました。
それは、私の兄の子供達です。
兄が2人いて、それぞれ子供がいました。私にとっては、甥っ子と姪っ子です。その2人が、食事をしているうちに、だんだん場に慣れてきたようで、元気に遊び出したんです。
まだ3歳と4歳だった甥っ子と姪っ子は、とても可愛らしくて、皆の気持ちを和ませてくれました。特に活発な甥っ子に、皆の笑いが絶えませんでした。
2人のおかげで食事会が楽しくなった。
正直なところ、甥っ子と姪っ子に救われました。2人がいなかったら、シーンと気まずい雰囲気になっていたかもしれません。
だから、結果的に、司会者がいなくても、良い食事会になったと思います。
でも、もし甥っ子と姪っ子がいなかったら・・・そう考えると、司会者がいた方が良いと感じました。
食事会の進行は、夫と私でおこないましたが、やはり素人なので、それほど上手くできませんでした。
それに、誰かが挨拶をする、食事をする、など、節目節目に、きちんと案内ができなかったので、みんなが動きずらそうだったように思います。
また、主役であるはずの夫と私が進行をしたので、そのことに気を取られて、食事会を落ち着かいない気持ちで過ごす事になりました。
でも、もし司会がいたら、落ち着いて食事会を楽しむ事ができたと思います。
それに、シーンとした空気になっても、司会の方がフォローをしてくれたかもしれません。また、挨拶や食事の開始など、きちんと案内がなされるので、家族のみんなも過ごしやすかったと思います。
このように考えると、家族だけの食事会でも、司会がいた方が、何事もスムーズだろうなと思います。
親族のみの食事会、進行どうする?
夫は、食事会の司会は必要ないし、進行を考えておかなくても大丈夫だと思っていたので、私が1人で食事会の流れを考えました。
流れとしては、
- 新郎・新婦より開始の挨拶
- 新郎・新婦で家族の紹介
- 新郎父より乾杯の挨拶
- 食事
- 姪と甥にプレゼント
- 祖母にプレゼント
- 新婦より挨拶(両親への手紙)
- 新郎挨拶
- 新郎父の挨拶
このようにおこないました。
乾杯の挨拶は、新郎側のどなたかにお願いしようと思ったのですが、男性が誰もいなかったので、新婦の父としました。
私は姪と甥が大好きだったので、2人にもプレゼントを渡しました。また、祖母にも感謝の気持ちを表したいと思い、プリザーブドフラワーを贈りました。
だから、例えば、夫と私の生い立ちをスクリーンで写したり、誰かが余興でカラオケを歌ったり、そのような事はしていません。
夫の家族も、私の家族も、歌を歌ったり余興をしたいと思うような性格の人はいなかったので、それで良かったと思います。
また、食事会は、披露宴もおこなえる料理旅館でおこないました。個室で畳だったので、家族のみんなは、食事を待っている間など、自由に動き回っていました。
自然に囲まれた場所にあったので、窓から外を眺めると、とてもきれいな景色でした。
夫も私も家族のみんなも、結婚式場での大人数の披露宴のように、緊張する場面は好きではなかったので、このようなかたちで食事会をおこなえて良かったと思います。
そして、両親や義両親だけでなく、祖母や甥や姪にも、感謝の気持ちを、きっちりと伝えることができたので、私としても満足のいく食事会となりました。
司会の方がいなかったので、落ち着かない時もありましたが、全体としては、家族にとっても、私達夫婦にとっても、良い食事会となりました。
結婚式後の親族のみの食事会で司会は必要?なしの場合の進行は?―おわりに―
食事会が良いものだったと思えたのは、「花嫁の手紙」を読んだことも大きいです。今まで、なかなか両親に、素直に感謝の気持ちを伝えることができませんでしたが、食事会で伝えることができて、本当に良かったです。
また、両親としても、娘の思いを聞くことができて安心している様子でした。
「花嫁の手紙」はとても緊張をしたし、読む時は泣いてしまいましたが、私にとってはとても大切な思い出となりました。