PTA本部役員のメリット・デメリット 就任6ヶ月目の体験談

PTAの本部役員って大変なイメージがありますよね。
できるならやりたくない、いや絶対にやりたくない―。
そう思う人は多いと思います。

そんな風潮ではありますが、私はPTA本部役員をやっています。
理由は、娘に登校渋りがあったため。
母親である私が、PTAで学校に行く機会が増えると、子供が喜ぶと思ったんです。

それだけの理由で始めたPTA本部役員ですが、想像以上に大変―。
あ~辞めとけば良かった・・・と思ったのは1度や2度じゃありません。
「今すぐ辞めて良い」と言われたら喜んで辞めます・・

そんな大変なPTA本部役員ですが、メリットもあります。
PTA本部になりたての頃とは違う、仕事に慣れてきた今だから感じるメリット。
もちろん、デメリットもありますけどね・・・

就任6ヶ月目で感じた、PTA本部役員のメリット・デメリットについてお伝えします。

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PTA本部役員のメリット 就任6ヶ月目の体験談

子供の小学校では、PTA本部役員の任期は2年です。
だから、6ヶ月目と言っても、まだまだなんです。
(任期が1年だったら、あと半分!と思えるんですが・・)

とは言え、半年もたてば、仕事や環境に慣れてきます。
他のPTA役員の方とも、気を張らずにしゃべれるようになりましたし、教頭先生や校長先生とも、気を遣わずにお話できるようになってきました。

ですので、PTAの仕事は大変ですが、それ以外のお話をしている時は、「楽しい」と思えることもあります。
ただの雑談が楽しい。「教頭先生って○○だよね」など、PTA本部の仲間内だから話せる話題をしゃべるのが楽しい。
そんな瞬間が出てきました。

そして、そんな話をしているなかで、

・先生についての情報(○○先生は厳しい、など)
・中学校についての情報
・病院についての情報(あそこの歯医者さんは高い、など)
・習い事の情報

などなど、たくさんの事を知ることができました。
第一子でPTA本部になった私にとって、これらの情報って本当にありがたいです。
PTA本部役員になっていなかったら、知ることができなかった情報をたくさん教えてもらっています。
小学校の情報だけじゃなくて、中学校の情報も知ることができるなんて思っていなかったので、本当に予想以上の情報量です。

また、PTA本部の仕事をしていると、小学校に行く機会がグッと増え、職員室の出入りもしょっちゅうなのですが、その時に、先生に子供のことを教えてもらえる時があります。

「連絡帳に書いてないですけど、○○ちゃん気分悪くなりましたが今は元気です」や「○○ちゃん、暑くなると気分が悪くなるので、今日は様子を見ておきますね」など、担任の先生とすれ違った時に、スッと教えて下さったことがあります。

先生も忙しいので、保育園の時のように、子供のことを事細かに教えてもらうことは普通はできないですが、PTA本部の仕事で学校にいて、たまたま会った時は教えて下さいます。

また、うちの娘は、登校渋りをして、数日学校を休んでいた時があったのですが、その時は、保健室の先生に、「お休みが多いようですが何かありましたか?」と声を掛けていただいた事があります。
娘の登校渋りで悩んでいた時だったので、とても嬉しかったし、心強かったです。
これも、たまたま学校にいたから、保健室の先生が声を掛けて下さったので、PTA本部役員でなければ、このような事はなかったと思います。

また、PTA本部の仕事も、半年がたてば少し慣れてきます。
仕事をしていくなかで、大変な事も多いですが、無事に行事を終えた時などは、達成感がある時もあります。
これも、メリットと言えばメリットですよね。
普通の保護者では経験できない事が経験できて、貴重な体験といえば、貴重です。

PTA本部役員のデメリット 就任6ヶ月目の体験談

とは言っても、やっぱりPTA本部役員は大変です。
「は~・・・」とため息つくことも多いです。

一番深いため息をついた時といえば、

・トラブルが発生したとき

誰かがミスをしたのであれば、しょうがないのですが、PTA本部の皆は、それぞれ責任を持って仕事をしています。
誰も間違いを起こしていないのに、トラブルはやってくるんです。

地域の方とつながりが強い娘の小学校では、地域の方と一緒に活動をすることもあります。
そのなかで、ある誤解によって「PTAはダメだ」と思われた事がありました。
その時は、PTA本部のみんなでどうしたら良いか話し合いをして、どうしたら良いかを個々に真剣に考えました。
結局は、事なきを得ましたが、何だか悲しい気持ちになりました。

せっかく大変だと言われているPTA本部役員を引き受けたのに、なぜ「PTAはダメ」と思われないといけないのか。
皆、かなり頑張っているのに・・・
PTA本部にならなければ、悩んだり、悲しい気持ちになることもなかった・・・

こんな気持ちになることもありました。
辛いですよね。
自分から苦労を背負いこんで、私は何やっているんだろう?って思う時もあります。
ただ、良いメンバーに恵まれているので、何とか乗り越えることができています。

また、PTAの活動ですが、意外と土日に活動をすることが多いんです。

働いている人が多いので、あえて土日に会合をする、という事なら良いのですが、地域の方との行事や防災訓練など、土日に開催されるものが多いんです。
土日の活動が負担でない人なら良いのですが、わが家は、夫が土日に仕事があるので、娘に留守番をさせて参加することになります。

子供のためにと始めたPTA本部ですが、娘を留守番させることになるなんて・・・
年に数回なら良いのですが、平均すると月に1~2回程あります。
何だか・・虚しい・・・

そして、夏休みも、活動はゼロではありません。

子供が休みの日は、基本的にはPTA本部の仕事はないと思っていた私にとっては、「えっ!!」と思うくらい活動があって・・・「失敗した」と感じる事があります。

また、11月頃になると、来年度のPTA本部役員の選考活動が始まるのですが、任期が2年の私たちは、「来年度の心配」がつきまといます。

「PTA本部って想像以上に大変」と感じている私たちが、同じ思いを他の保護者にさせる事になるんです。
もう半年もたつと、今年度は自分のことだけなので何とか頑張れる、でも来年度にPTA本部になる人達がどう思うか・・・そういう心配が出てきます。

「来年度にPTA本部役員になった人が、「こんなに仕事が多いなんて!!」と任期の途中で辞めてしまったら・・・「言われていた事と違う!!」と言われたら・・・

PTA本部にならなかったら、こんな心配もしなくて良いんですけどね・・・
あ~本当に何で役員を引き受けてしまったのか・・・

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PTA本部役員のメリット・デメリット 就任6ヶ月目の体験談―おわりに―

11月~12月頃に、選考がおこなわれる小学校が多いですよね。
娘の小学校では、立候補か推薦で選ぶのですが、推薦された場合は後日電話がかかってきます。
できることなら、去年の電話が掛かってきた時に戻って、きっぱり断りたい。
PTA本部になってまだ半年だと、先が長いので、メリットよりデメリットが重く感じます。
これが2年後にはどうなっているか・・・
今からは想像もつきません。
今は、とにかく、早く任期が終わるように、早く2年が過ぎますように・・・

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