PTAでは、様々な活動がありますよね。
私は今年PTAの本部役員なのですが、これまでに、
清掃・街頭指導・下校の見守り・会議など、いろいろな活動をおこなってきました。
すべて初めて経験する活動だったのですが、
この活動は無駄だったな、と感じたものや
これはいらない仕事じゃないか、と感じたものがありました。
しかし、そのように感じた活動は、全て無くしても良いのか?
というと、そうではありません。
また、それぞれの小学校により事情は様々だと思いますが、
PTAでの活動の負担を減らすポイントはココだな、と感じたものがあります。
PTAでの無駄に感じた活動、これはいらない仕事じゃない?と思ったもの、
そして、PTA活動の負担を減らすポイントについて、
経験をもとにお話します。
PTAの無駄な活動はコレ!
この前、PTAと地域の方と小学校の先生で、街頭指導をおこないました。
夏休みが終わる数日前で、時間は夕方でした。
街頭指導では、校区内を数人に分かれて、黄色い防犯ベストを着て歩き回ります。
時間は30分程度でした。
しかし、私が歩いたコースでは、子供は1人も見かけませんでした。
そして、他の箇所を歩いた方達も、子供は1,2名しか見なかった、とのことでした。
最近は、外で遊ぶ子が少ないので、街頭指導をしても、あまり子供を見かけないようです。
そうなると街頭指導って意味あるのかな?と思いますが、
黄色い防犯ベストを着て、街を歩くことで、まわりから防犯意識の高い地域として認識され、抑止効果があるそうです。
ただ、できれば子供がよく外を歩いている時に街頭指導した方が良いですよね。
子供の生活スタイルが変わっているのに、街頭指導をする時期や時間がずっと変わらないままなので、せっかくの活動が無駄になっているように感じました。
確かに、抑止効果はあると思いますが、数ヶ月に1回しか街頭指導をしないので、あまり大きな効果は得れていないようにも思います。
PTAでの無駄な活動の1つとして
・街頭指導(子供が少ない時間帯での)
があるなと思います。
また次に、無駄な活動だと感じたのは
・休日の交流会 です
先生や他校との交流会があったのですが、土曜日のお昼に開かれました。
開催はお昼でしたが、アルコールありの飲み放題が付いていたので、お酒好きの方は、先生や保護者に限らず、お酒を飲まれていました。
でも土曜日のお昼って、学校はお休みなので、子供を友達の家に預けたり、おばあちゃんに預けたり、お留守番をさせたり・・・
子供の為のPTAのはずなのに、子供が休みの日に交流をする必要があるのか、私にはわかりませんでした。
他校の方や、先生とゆっくりお話をする機会はあまりないので、交流そのものは良いと思いますが、なぜ子供が休みの
土曜日のお昼
なのか・・・
先生も出席されるので、休みの日でないと無理なのは分かりますが、一日一緒にご飯を食べただけで、それほど交流はできないし、まして、子供を置いていくほどのことなのでしょうか。
そして、交流にお酒が必要な理由もわかりません。
先生との交流なら、平日に一緒に給食を食べても良いと思いますし、他校の保護者なら、平日に保護者だけでランチを食べても良いです。
なぜわざわざ土曜日のお昼なのか。
小学校によっては夜にある場合もあるようですが、なぜその時間帯なのか本当にわかりません・・・
時間や費用や効果を考えても
・休日の交流会
はPTAとして無駄な活動だと感じます。
後は、
・さくらばかりの講演会
講演会をおこなうが、参加者が少ないので、事前に出席する人を係で決めておく、というものがあります。
コレって本当に無駄ですよね。
講演会をおこなわなければ良いのに・・・
誰の為にもなっていないようで、虚しい気持ちにすらなります。
PTAのいらない仕事はコレ!
では次に、PTAの仕事で、これはいらない仕事だなと感じたものについてお話します。
まず1つ目は
・手書きの書類→パソコン入力
小学校では、まだまだ昔ながらの方法が続いている場合があります。
その1つが、手書きで書類を提出してもらってから、同じ内容をパソコンで入力する、という作業です。
初めから、メールかデータで書類を提出してもらったら、パソコンで入力する手間が省けます。
パソコンでの作業が苦手な人もいると思いますが、提出が「手書きで」と指定されているため、パソコンが得意な人も手書きで提出することになります。
・台本通りの会議
あらかじめ、司会者の台本があって、事前に用意した内容を発表するだけの会議がありました。
校長先生や教頭先生も出席され挨拶をされていましたが、保護者は紙に書いた内容を読むだけだったので、わざわざ会議をする必要ってあるのかな?と感じました。
本来であれば、質問をしたり、意見を言ったりする場だと思うのですが、誰も何も言わないので、淡々と会議が進み、すぐに終わりました。
これなら、みんなで集まる必要は全くなく、発表内容を紙で提出するだけで良いように感じました。
それなら質問や意見を言えば良いと思われるかもしれませんが、みんなPTAの役員経験がないので、質問をしようにも内容がわからないんですよね。
よくわからないまま会議に出席するので、みんな無事に時間が過ぎるのを待っているだけの状態でした。
・PTA総会
これも会議と似ていますが、司会者の台本があって、流れが決まっています。
異議を唱える人はいません。そもそも出席人数が少ないです。
これならいっそのこと、総会の資料を配って、賛成か反対かを提出してもらったら良いと思います。
PTA総会そのものは必要だと思いますが、保護者が体育館に集まっておこなう必要はなさそうで、ペーパー総会で良いのでは・・・と感じます。
その方が質問もしやすいですしね。
PTAの負担を減らすポインは?
PTAの無駄な活動や、いらない仕事について見ていきました。
では、これらは、全てなくなっても良いのか?というと、そうではありません。
PTAの活動は、PTAだけでおこなっているわけではなく、地域の方と連携をしていることがあります。
例えば、街頭指導は、地域の方も一緒におこなっています。
ですので、PTAだけが、「街頭指導はあまり意味がないので辞めます」と言うと、地域の人の負担が大きくなってしまいます。
PTAだけの身勝手な意見で活動を辞めるのは、地域の方に迷惑を掛けるだけでなく、関係の悪化につながり、結局は活動がしにくくなります。
PTAの負担を減らすことは、良い事だと思います。
無駄な活動やいらない仕事を見直すことは必要なことです。
ただその際、
地域の方と連携をしておこなっている活動
はそのまま活動を続けた方が無難です。
ちょっとした一言や些細なことで、地域の方との関係は悪化してしまいます。
そうなると本当に大変です・・
私たちのPTA本部は、誤解により、地域の方に良く思われていない時があり、とても辛い思いをしました。
地域の方は、活動に熱心なことも多いので、一緒に頑張る姿勢が大事だと感じます。
その一方、保護者の方は、できるだけPTAの活動が早く終わることを願っていることが多いです。
ですので、保護者だけでの活動は、できるだけ無駄な活動を省いたり、いらない仕事を減らすと良いと思います。
子供の小学校のPTAは、本部は2年の任期ですが、他の委員は1年なので、例えば会議の数が減っても、誰も気がつかないんですよね・・・
ですので、無駄だと思う活動や、いらないと感じる仕事のうち、保護者だけで活動しているものは、無くしても、特に問題が起きません。
PTAの活動で負担を減らす時のポイントは
・地域の方と連携している活動は、無駄な活動と感じても、減らさない方が無難
・保護者だけでおこなっているPTA活動は、翌年から減らしても問題は起きにくい
と、経験から感じました。
とっても経験豊富で熱心な保護者の方がいたら別かもしれませんが・・・
活動が減ったら喜ぶ保護者の方しか見たことがないので、子供の小学校では、活動が減れば減るほど喜ばれそうです・・・
PTAの無駄な活動やいらない仕事はコレ!負担を減らすポインは?―おわりに―
PTAの活動は、無駄に感じても、減らすのは難しいですよね。
でも、手書きの書類を辞める、など些細な事であれば、すぐに改善できることもあります。
うちのPTAで、一部の書類の手書きを辞めたら、書記担当の作業時間が大幅に削減さました。
大きな改革は難しくても、小さな改善を積み重ねていくと、負担って少しずつ減っていくんだな、と感じました。