小学1年生の娘が、ある時突然、「学校に行きたくない」と言いました。
原因は、「給食が多くて食べれないから」というものでしたが、お母さんと離れるのが寂しい・・というのもあったと思います。
小学校へ泣かずに行けるようになるまで、2週間ほどでしたが、登校の付き添いは数ヶ月おこないました。
登校の付き添いをしていると、「いつまで付き添うことになるのだろう?」と思うことがあると思います。
私もそう思うことはありましたが、不安に思ったり、落ち込んだりすることはありませんでした。
まわりの方々から、励ましていただいたことも大きな理由ですが、私が「ある心持ち」でいたからだと思います。
どのような「心持ち」でいたのか?
わが家の娘が、登校時に「学校まで付いてきて」と言ってから、「もう大丈夫」と言うようになるまでの様子をお伝えします。
小学1年生 登校の付き添い「ママと離れたくない」
娘が「学校に行きたくない」と言い、朝の登校時に学校まで付き添った時は、学校に着くと、「ママと離れたくない」とよく泣いていました。
しかし、小学校に行きたくない原因がわかって、問題が解決してからは、泣くことはなくなりました。
でも、内気な娘は、「朝、学校に行くときは付いてきて欲しい」と言い、しばらく登校時に付きそうことにしました。
当時、私は仕事をしていて、娘の登校に付き添うと、仕事に遅刻しそうで、とてもハラハラしていました。ですので、「娘が楽しく登校できるか」も心配でしたが、「会社に遅刻せずに行けるか」も心配で・・・
娘の気持ちに寄り添えてなかったと思います。
ママが遅刻するから、早く歩いてー と内心 思っていました。
しかし、会社を退職してからは、一変して気持ちに余裕ができました。
仕事に遅刻するかも・・・という心配から解放されたので、娘の歩くスピードが遅くても気にならなくなり、一緒に登校していた娘のお友達とも楽しくお話できるようになりました。
子供の登校に付き添うって、毎日のことですので、大変なことです。
心配や不安が大きくて、つらい方もいると思います。
しかし私の場合、仕事をしている時は、登校の付き添いが「自分の仕事に遅刻しそうで大変なこと」から、仕事を辞めて、自分の遅刻の心配から解放されたことで、「それほど大変ではないこと」に、自然と変換されました。
たまたまですが、このことが良かったと思います。
毎日の子供の登校の付き添いを、重く受け止めると大変だと思います。
今日も学校まで付き添うことになった、いつまで一緒に学校まで行くことになるんだろう?
何が原因なんだろう?どう対応したら良いんだろう・・・・など。
そのように考えてしまう方もいると思います。
しかし私は・・・
娘の登校に付き添っても時間に余裕がある!
今までは登校に付き添ったら、仕事に遅刻ギリギリで慌てて仕事してたけど、今は帰ったらゆっくりコーヒーが飲める!
登校の付き添いくらいだったら良い散歩になるわ!
と、とても楽観的に考えていました。
今思うと、自分のことばっかり考えていますよね・・・
でもこれくらいが丁度よかったのだと思います。
気楽に娘の登校に付き添っていたので、娘や娘のお友達と、毎朝 楽しくしゃべりながら登校することができました。
困ったことと言えば、しゃべる話題がなくなってしまった時ぐらいです・・・
子供の登校に付き添うと、通学路の危険な箇所や、交通量の多さ、登校時の気候、小学校に通う子供たちの様子などを知ることができたので、とても良かったです。
しかし、毎日 登校に付き添っていると、疲れてくるのも事実です。
登校の付き添いを気楽に捉えていたし、良い面もたくさんありました。
でも毎日となると、しんどく感じてしまう時もありました。
家から子供を見送れたら楽だな・・・
家事も済ませることができるし、家族を送り出してホッと一息つけるし・・・
そう感じる時もありました。
しかし、どんな時でも、
「娘が大丈夫と言うまで、ずっと登校の付き添いをしよう」
と思っていました。
例えば、4月になって学年が上がったら付き添うのは辞めよう、などは全く考えていませんでした。
実はよく言われたんです。
娘は当時、小学1年生だったので、まわりの方から「2年生になったらお母さんに付いてきてもらわなくても大丈夫かな?」と。
それを言われた娘は、いつも「・・・・」無言で固まっていました。
娘に変なプレッシャーを与えたくなかったですし、私自身も、例えば付き添いは小学2年になるまで、と決めてしまうと、うまくいかなかった時にしんどくなっていたと思います。
娘が望むなら、何年生になっても付き添いをしよう、そう決めていたので、いつまで付き添いをしないといけないんだろう・・・と思い悩むことはありませんでした。
子供の登校に付き添う時に
・良い散歩になる!くらい気楽に考えた
・子供が大丈夫と言うまで付き添うと決めた
こう考えたことで、登校の付き添いを、思い悩むことなくすることができました。
小学1年生 登校の付き添い「大丈夫」と言ったとき
娘の登校の付き添いをして半年近く経った頃、娘の様子を見ると、付き添いをしなくても大丈夫そうだなと感じていました。
そうこうしているうちに、春休みになり、娘と家でくつろいでいる時に、
「もう学校行くのお母さんと一緒じゃなくても大丈夫そうじゃない?」と声を掛けてみました。
「えー」と娘は言っていましたが、娘に少し余裕を感じました。
しかし、学年が上がると、クラス替えや担任の先生が変わるので、娘は不安そうでもありました。
その為、4月の初めての登校は、娘に付き添いました。
その日、クラス替えで誰が同じクラスになったかや、新しい担任の先生が分かると、娘は不安から解放されたようでした。
そして次の日―。
「もう1人でも大丈夫!」
と娘が言い、小学校まで付き添うことはなくなりました。
娘自身、気持ちに余裕が出てきたんだと思います。
突然、「大丈夫!」と言いましたが、娘のなかでは、いろいろと葛藤があった末の言葉だと思います。
子供の成長がとても嬉しく感じた瞬間でした・・・
小学1年生 登校の付き添い ママと離れたくない~大丈夫までの体験談―おわりに―
私は、娘が「もう大丈夫」と言うまで、小学校の登校に付き添うと決めていました。まわりからどう思われようが、娘の気持ちを優先しようと考えていました。
だから、こちらから「もう付き添わなくて大丈夫?」と聞くことは辞めようと思っていましたが、子供の様子を見て、大丈夫そうだなと感じていて・・・
思い切って娘に「もう付き添わなくて大丈夫そうじゃない?」と声を掛けてみました。
娘にプレッシャーをかけるつもりは全くなかったのですが、結果的にこの声掛けが、娘が「もう大丈夫」と言うきっかけになったのかなと思います。
学年が上がったから・・などをきっかにするのではなく、子供の様子を見て大丈夫そうだと感じたのをきっかけに、子供に声を掛けたのが良かったのかなと思います。
しかし、今でも、また娘が「学校に着いて来て欲しい」と言ったら、登校を付き添おうと思っています。
実は、たまにですが、今でも途中まで付き添うことがあります。1ヶ月に1,2回ですが・・・
でも、娘にとっても、いざとなれば、またお母さんが付いて来てくれる、という安心感が良いのかなと感じています。
親も子も気楽に~が我が家には合っているようです。