暑中見舞いとお中元の時期って近いですよね。
お中元をいただいたお礼って、暑中見舞いで書いても良いのでしょうか。
もし良い場合、暑中見舞いでお中元のお礼をするのも、1つの方法ですよね。
しかし、暑中見舞いの準備が遅くなって、お中元をいただいてから、お礼を伝えるのが遅くなったら良くないのでは・・・?と心配になります。
お中元をいただいてから、お礼を伝えるのは、いつまでにするのが良いのでしょうか。
そこで、暑中見舞いでお中元のお礼をしても良いのか、お中元をもらってからお礼を伝えるのは、いつ頃までにするのか、また、お中元のお礼状の例文についても、みていきます。
暑中見舞いでお中元のお礼をしても良い?
お中元をいただいたら、お礼を伝えるのがマナーですよね。
お中元の時期と暑中見舞いの時期は、重なることが多いですが、暑中見舞いでお中元のお礼を伝えても良いのでしょうか。
結論を言えば、暑中見舞いでお中元のお礼を伝えることは、問題ありません。
ただ、注意しないといけない事があります。
それは、「暑中見舞いを出す時期」です。
暑中見舞いを出す時期は決まっており、それを過ぎると「残暑見舞い」になります。
(詳しくは⇒暑中見舞いと残暑見舞いの時期は?過ぎた場合や喪中の時はどうする?)
暑中見舞いを出す時期は、
二十四節気の「小暑(7月7日頃)」~「立秋の前日(8月7日頃)」
にかけて送るのが通例です。(※立秋は年により異なる)
立秋を過ぎると「残暑見舞い」になりますので、出す時期には注意が必要ですね。
ちなみに「残暑見舞い」を出す時期は、
「立秋(8月8日頃)」~8月末頃まで
となります。8月中には届くように出すと良いですよ。
お中元を出す時期は、地域により異なり、
関東や東北は「7月1日~7月15日」に送るのが一般的。
関西や北海道・中国・四国は「7月初・中旬~8月15日」が一般的、など地域により違いますよね。
その為、お中元が届く時期によって、「暑中見舞い」か「残暑見舞い」か判断をしなければなりません。
お中元のお礼状を兼ねる「暑中見舞い」が、時期を間違っていて、本当は「残暑見舞い」にしなければならなかった、とならないように注意が必要ですね。
間違えてしまうと、お礼の気持ちが、伝わりづらくなってしまうかもしれませんよね。
お中元のお礼状はいはいつまでに送る?
お中元のお礼も兼ねる「暑中見舞い」となると、ハガキ選びに時間がかかったり、書く内容を考えるのに時間がかかったり、準備に手間取るかもしれません。
そうすると、お中元のお礼が遅くなり、お中元をくださった方が、不快な思いをされる可能性もありますよね。
お中元のお礼状は、いつ頃までに出すのが良いのでしょうか。
それは、お中元が届いたらすぐ に出すのが良いです。
遅くとも2~3日以内には出すようにした方が良いですよ。
お中元のお礼状は、お中元が無事に届いた事のお知らせにもなりますので、お礼が遅くなると、「お中元が届かなかったのかな」と相手の方が心配になるかもしれません。
暑中見舞いの準備に時間はかかるかもしれませんが、「届いたらすぐ」出すように心掛けると良いですよ。
もし自分がお中元を出す立場だったら、出来るだけ早く、お中元が届いた連絡が来ると安心しますよね。
丁寧に時間を掛けて、お中元のお礼状を兼ねる「暑中見舞い」を出すことも大切ですが、相手の立場を思うと、出来るだけ早く出すことも同じくらい大切だなと感じます。
暑中見舞いや残暑見舞いでお中元のお礼状 例文をご紹介!
暑中見舞いや残暑見舞いで、お中元のお礼を伝える場合は、どのように書いたら良いでしょうか。
暑中見舞いと残暑見舞いの例文をみていきます。
暑中お見舞い申し上げます
暑い日が続いておりますが、お変わりなくお過ごしでしょうか。
このたびは、お心のこもった御中元をお送り頂き、誠にありがとうございました。
いつもながらの優しいお心遣いに心より感謝申し上げます。
まだしばらくは厳しい暑さが続きますが、体調にはくれぐれもお気をつけ下さいませ。
令和〇年 盛夏
暑中お見舞い申し上げます
暑さが続いておりますが、○○様におかれましては、いかがお過ごしでしょうか。
このたびは、まことに結構な御中元の品をお送り下くださいまして、暑く御礼申し上げます。
いつもながら細やかなおこころ遣いに恐縮するばかりです。
まだしばらく厳しい暑さが続きますが、皆様どうぞご自愛下さい。
令和〇年 盛夏
立秋とは名ばかりの暑さが続きますが、いかがお過ごしでしょうか。
このたびは、結構なお中元の品をご恵贈いただき、本当にありがとうございました。
夏の疲れが出やすい頃ですので、体調にはくれぐれもお気をつけ下さいませ。
令和〇年 晩夏
お中元をいただいたお礼と、感謝の気持ちを文中に入れてることで、お中元が無事に届いたことのお知らせにもなりますよね。
暑中見舞いでお中元のお礼しても良い?お礼状はいつまでに送る?例文もご紹介!―おわりに―
暑中見舞いや残暑見舞いは、出す時期に気を付けなければいけないので、大変ですよね。
また、お中元のお礼状は、すぐに出した方が良いので、慌てて間違わないように注意したいです。
しかし、お中元をくださった相手の方の事を思うと、「丁寧に早く出す」ことって大切だなと思います。
相手に感謝の気持ちを伝える「お中元」、相手の体調を気遣う「暑中見舞い」、どちらも日本人らしい慣わしですよね。
相手の事を大切に思う日本人らしい心を、大切にしていきたいと思います。